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803号室

【自由研究】 歴史探偵 歴女への道

「一国一城の主」とか「100万石」とか一体どういう意味?現代だといくらなのか?

更新日:

こんにちは★

歴史が趣味のよよちち🐨です⚔

 

さて、色々お話していますが、よく、

「一国一城の主」とか「○○石が与えられた」

という文言が出てきますが、そういわれてもよく分からないですよね?

よよちち🐨もちゃんとちゃんとわかっていませんでした💦

実際、今でいう役職では何にあたるのか??とか、今でいうといくらなのか?を分かりやすく説明したいと思います。

ということで、今回は、歴史の中の「役職や地位」「お金」 のお話🌟

よく出てくる「石高(こくだか)」って何?

石高は、領地の生産高のことで、米の収穫量に換算して表していました。

その計算の仕方は、領地内の畑や屋敷などを上・中・下などの「等級」を付けて区別します。

次に、その等級に見合った1反あたりの米の収穫量を計算します。

これを石盛(いしもり)といいます。

ちなみに1反は、土地の条件(山・川沿い・盆地・がけ地など)によって変わるから統一できないそうです。

領地が大きくて1反あたりの生産高が高ければ、石高が多くなります。

石高の計算式は、「石高=石盛(1反あたりの米収穫量)×面積(土地の面積)」となります。

 

「1石=27万円」で計算できる

歴史学者、磯田道史先生の本の『武士の家計簿』(新潮新書)では、現代の価値に寄せて、米価を「1石=27万円」で計算しています。

これを参考に計算すると、例えば100石の旗本の場合は、27万円×100石=年商2700万円。

🐨旗本でも結構なお金持ちだよね!

ここから家族や複数の従者を養う費用を差し引いて、手取りは約半分の1300万円程度という感じかな。

さらに、1万石の大名の場合だと、年商約27億円になるから、例えると社員100人超の企業?てことかな。

 

🐨前田利家といえば、「加賀百万石」。

前田家の資産を今の金額に換算してみると・・・

27万×100万=270000000000円 ←何だこりゃ💦

2700億円!!

すごいお金持ちの大名ってことが分かりますね!

 

コメの単位は、「石」「俵」「斗」「升」「合」

1石=10斗=100升=1000合≒180リットル。

1俵=3斗5升or4斗。

 

城を持てる大名の基準

国主(こくしゅ)・・・1国以上を領有する大名家のことを指します。

准国主(じゅんこくしゅ)・・国主に準ずる大名家のことを指します。

城主・・・約3万石以上の石高で、城を持つことが許された大名家のことを指します。

城を、持てるか持てないかの基準は、3万石がボーダーラインとなります。

 

城を持てない大名の基準

城主格・・大藩(40万石以上の大名)から独立した大名や、陣屋(行政所兼居住用の建物)から城主の格式に昇格した大名。

無城(陣屋大名)・・小藩の大名は陣屋しか持てなかった。

ちなみに陣屋という建物は、防御となる「堀」や「石垣」がなくて、あっても小規模までと決められていました。

天守も無く、石垣の上に櫓(やぐら)などの建物を建てることも禁止されていました。

格式を重んじて、線引きが厳しかったと思われます。

 

城の石高 参考まで

江戸幕府直轄領(約420万石)=江戸城。加賀藩前田家(約103万石)=金沢城。

薩摩藩島津家(約73万石)=鹿児島城。仙台藩伊達家(約62万石)=仙台城。

尾張藩徳川家(約62万石)=名古屋城。紀伊藩徳川家(約54万石)=和歌山城。

熊本藩細川家(約54万石)=熊本城。福岡藩黒田家(約43万石)=福岡城。

広島藩浅野家(約43万石)=広島城。長州藩毛利家(約37万石)=萩城。

佐賀藩鍋島家(約37万石)=佐賀城。

※幕末時点

 

戦国武将年収

有名な武将の石高を計算してみました。

織田信長 約117万石 約3,159億円。←やっぱりお金持ちだね――!!🐨

徳川家康 約67万石   約1,809億円。←倹約化の家康。

豊臣秀吉 約37万石   約999億円。←派手好きな秀吉

上杉謙信 約24万石   約648億円。←謙信もお金持ちだね。

武田信玄 約22万石   約594億円。←謙信よりもお金なかったのか??

 

幕府に仕える武士の年収

幕府に直接仕える武士は、旗本と御家人に区別されます。

そのボーダーラインは約100石。

この階層で年収を推測すると、額面で約1,270万円。

税率が35%だったから、手取り収入は年収約940万超。

 

江戸時代は、大名の家格が5階級だったらしい

江戸時代の大名は石高によって5階級の家格があって、階級により城が持てるかどうか決められていたそうです。

家格は、一万石以上の石高がある大名、一万石以下で将軍に仕える旗本、御家人、藩(1万石以上の大名)の藩士(大名に仕える武士)を中心とした細かい格が定められていました。

 

江戸時代は1か月約1両で生活可能

相場はだいたい金1両ではないでしょうか。江戸の時代は約1両あれば、カツカツで1カ月暮らせたらしいです。

現代価値でいうところの約10万強~約20万円くらいで、1か月生活できたことになります(地域性等は考慮していません)。

 

 

おわりに

ちゃんと、今の価値で考えることができると、

「この家はお金持ちだったんだなー」とか、「税金納めるの大変だったんだろうなー」とか、理解が深まってより面白くなるかと思います。

リアリティが出てきますよね🌟

だいたい1石で1人を雇うことができる金額だったようです。

1万石持っていたら1万人の部下を雇うことができたということです。

簡単にまとめると、

■石高は領地の生産高で、米の収穫量に換算して表していた。

■城を持てるか、持てないか大名の基準がある。

■城の石高ランキング1位は、江戸城約420万石。

■戦国武将年収ランキング1位は、織田信長。約3,159億円。

■江戸時代は1か月約1両(約10万強~約20万)で生活可能だった。

 

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